こんにちはショウです。
今回は私もつみたてNISAで投資している「ニッセイ外国株式インデックスファンド」について解説していきます。


2013年設定の老舗投資信託ですが「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」では第2位の根強い人気のファンドです。
FOY2020で2位にランクイン!
正式名称は【<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド】です...長い。

ライバルファンドの「eMAXIS Slim先進国株式」ではなく、「ニッセイ外国」を選ぶ理由も後半で紹介していきます。
「つみたてNISAの積立設定」は👇からご覧ください。
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ショウ(@show_investment)
ニッセイ外国株式インデックスファンドとは
日本を除く先進国株式へ低コストで投資できるファンドです。
2013年設定の老舗投資信託であり、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」で2位を獲得した人気のファンドです。
(2021年2月15日時点) | 内容 |
運用会社 | ニッセイアセットマネジメント(株) |
連動指数 | MSCIコクサイ・インデックス |
投資対象 | 株式 |
投資対象国 | 先進国[日本除く](約22ヵ国) |
ファンド純資産総額 | 約2,297億円 |
信託報酬 | 0.1023% |
ファンド設定日 | 2013年12月10日 |
それぞれについて見ていきます。
連動指数:MSCI-KOKUSAIインデックス
- 対象:日本を除く先進国株式
- 時価総額加重平均型
- 先進国:22ヵ国
- 中~大型の1,276銘柄で構成
時価総額加重平均型とは「各企業の保有する割合を時価総額に合わせる方式」の指数です。
例えば、Appleの時価総額160兆円、トヨタの時価総額26兆円ならば、Appleをトヨタの6倍保有するといった具合です。
時価総額の大きい企業ほど多く保有することになります。また、日々変化する時価総額に合わせて保有割合を調整してくれます。
国・地域の構成比率
マンスリーレポート2021.02.15より
日本を除く先進国22ヵ国に投資するファンドです。
アメリカの割合が71.8%を占めています。先進国株式へ投資すると言っても、現在の時価総額割合では7割アメリカへ投資することになります。
次いで、イギリス4.7%、フランス3.6%などとヨーロッパの国々が続きます。
組入上位銘柄
組み入れ銘柄数は1,276と幅広く分散投資ができます。上位10銘柄は以下の表のようになります。
マンスリーレポート2021.02.15より
iPhoneでおなじみのApple、Windowsのマイクロソフトと普段お世話になっている企業が上位を占めています。
6,7番目のALPHABETはGoogleのことですね。このように「ニッセイ外国」に投資すると有名大企業に投資するのと同じ事になります。
最近話題の電気自動車メーカー「テスラ」も5位に入っています。
信託報酬引き下げ実績
2013年設定の老舗投資信託ですが、安定した人気を誇るのはeMAXIS Slimシリーズ同様に信託報酬引き下げの実績があるからです。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019の受賞コメントでは「我々が信託報酬引き下げの原点」「投資家の方を向いてやるしかない」と長年投資家に寄り添ってきたファンドです。
下の表にあるようにeMAXIS Slim先進国株式と熾烈な信託報酬引き下げ競争を行っています。
引き下げ日 | 信託報酬(税込み) | 内容 |
2013年12月10日 | 0.4212% | 新規設定 |
2015年11月21日 | 0.2592% | - |
2016年~2017年 | (略) | (略) |
2018年8月21日 | 0.11772% | eMAXIS Slim先進国株式に対抗 |
2019年6月27日 | 0.10789% | eMAXIS Slim先進国株式に対抗 |
2019年10月1日 | 0.10989% | 消費増税8%→10% |
2020年1月20日 | 0.10230% | eMAXIS Slim先進国株式、SBI先進国株式に対抗 |

今後もeMAXIS Slimシリーズと共に業界最低水準のコストを目指してくれると思います。安心して投資し続けることができますね。
10年間投資した時のパフォーマンス
ニッセイ外国に10年間投資した場合のパフォーマンスを見ていきます。
連動対象のインデックスに毎月1万円の積立投資を10年間行った場合、投資元本に対して評価額は約1.7倍という結果になります!
先進国株式(日本除く)
出典:三菱UFJ国際投信
2010年から2020年まで毎月1万円の積立投資を10年間続けたとすると、投資元本120万円、評価額204万円と約1.7倍になります。
もう1つ人気のファンド「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に10年間積み立てした場合は、投資元本に対して評価額は約2.1倍となります。
米国株式(S&P500)
出典:三菱UFJ国際投信
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に10年間積み立てした場合、投資元本120万円、評価額250万円と約2.1倍になります。
ここ10年間の結果はアメリカに集中した方がパフォーマンスが良いという結果になりました。
私はアメリカ一国への集中投資は怖いので世界へ分散させています...ビビリなので。
世界分散型の投資先は「2021年投資方針」で合わせてご覧ください。
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つみたてNISA口座で「ニッセイ外国」に投資しています。
その理由について書いていきます。
2013年設定の老舗投資信託
2013年設定で長年多くの投資信託を引っ張ってきたファンドです。純資産総額は2,300億円と大きいので安心感があります。
マンスリーレポート2021.02.15より
純資産総額は順調に伸びています。多少の資金流出が起きても繰上償還(ファンドが倒産して資金が返還されること)の可能性が低いファンドだと言えます。
純資産総額とは
ファンドにどれくらいのお金が集まっているかを示す指標。少なかったり、減り続けているとファンドの人気が無く倒産する可能性があります。

信託報酬引き下げの原点
Fund of the Year2019のコメントでは信託報酬引き下げの原点とも明言しているため、eMAXIS slimシリーズと並んで投資家目線の運用を続けていってくれるはずです。
最近は「eMAXIS Slim先進国株式」が人気ですが、長年頑張ってきたファンドを応援したいと思います。
ライバルは「eMAXIS Slim先進国株式」
ライバルファンドとして「eMAXIS slim先進国株式」があります。ニッセイ外国と同様に先進国株式へ投資するファンドです。
私の場合は全世界株式と新興国株式をeMAXIS slimシリーズで投資しています。
そのため、同じ運用会社に固めるのではなく分散させる狙いもあってニッセイ外国を選んでいます。(意味があるのかは別として...)
現時点ではどちらを選んでも同じ指数に連動するため大きな差は無いと思います。
過去3年間の基準価額の推移もニッセイ外国146.00%、eMAXIS Slim先進国146.18%とほぼ差はありません。
2017/3/1の基準価額を100%とした場合の推移

信託報酬は両ファンドとも0.1023%。隠れコストも期間によって変動しますが、差は0.01%台と僅差です。
ニッセイ外国とeMAXIS Slim先進国
- コストの差はわずか0.01%台
- 同じ指数への連動を目指すファンド
- どちらを選んでも大差はない
信託報酬は両ファンドと共に熾烈な競争をしているため今後も差は出ないでしょう。同じ指数に連動するファンドですのでどちらを選ぶのかは好みだと思います。
ニッセイ外国の運用状況は「最新のつみたてNISA運用成績」も合わせてご覧ください。
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まとめ
ニッセイ外国は先進国株式(日本除く)へ低コストで投資できるファンドです。
過去10年間で安定したパフォーマンスを見せており、今後もアメリカを中心とした経済発展を享受できるのではないでしょうか。
2013年設定の老舗投資信託で信託報酬引き下げの原点と明言しており、今後も投資家に寄り添った運用をしていってくれると思います。

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