こんにちはショウです。
今回は私が活用していた持株会との付き合い方について書いていきます。
後半は私が実際に行っていた持株会の活用方法(今はやめました)をご紹介します。
目次
まずは持株会のメリット、デメリットについて
持株会のメリット
・給与から天引きされる
・会社から奨励金が出る
・最低売買単位を気にせずに買い付け可能
給与から天引きされる
これによって自動で資産を貯めることができます。また、給与支給日あたりで毎月定期買い付けされるので時間分散効果も期待できます。
会社から奨励金が出る
会社によって異なりますが、拠出額の5%~10%の奨励金が出る会社が多いようです。100%という会社もあるようです。羨ましい。
ある意味、ポイ活する以上に会社から還元されますね。ただし、奨励金は現金としてもらえるわけではなく、買付金に上乗せされる形の会社が多いので注意が必要です。
最低売買単位を気にせずに買い付け可能
通常、株を買うときは100株単位など単元が存在します。
例えば、単元株100株で時価1000円の株式であれば、買い付けるのに1000円✕100株=10万円が必要になります。
(最近では、ネオモバやLINE証券で1株単位で買い付けできるところもあります)
しかし、持株会では単元株を無視して買い付けることができます。
これは持株会が従業員の拠出額を集めてまとめて買い付けして、会員に分配しているからです。
大きな金額をまとめて用意しなくても株式を買い付けることができます。
以上が持ち株のメリットかなと思います。
持株会のデメリット
一方でデメリットとしては、
・あくまで個別株
・売りたいときに売れないことも
・配当金は自動投資される
あくまで個別株
これから上がるか下がるか、資産の行方は会社と運命共同体です。
会社に依存しすぎている、といえばその通りだと思います。
売りたいときに売れないことも
買い付け時は単元株を気にする必要はありませんでしたが、売るときは単元株で売らなければなりません。
単元株が100株であれば、100株分買い付けるまで売ることはできません。
また、会社によってはインサイダー取引防止のため、売却できる期間を制限している会社もあるようです。
配当金は自動投資される
これはメリットでもあり、デメリットでもあります。
配当金が出ると税金を差し引いて再び自社株の買い付けに回されます。
通常の配当金のように現金として受け取ることはできません。
自動で再投資されるので、買い付けを忘れずに投資できるのでメリットでもあります。
株主優待は受けられない
株式の名義が持株会であるためです。
株主優待狙いの場合は自分で個別株を買うしかないですね。
持株会の活用方法
それでは持株会とどう付き合っていくのか、活用方法について見ていきます。
①やらない
②入会せざるを得ない雰囲気なら一口だけ
③徹底的に利用する、ただし長期運用で
④徹底的に利用する、ただし単元株ですぐに売る
①やらない
活用方法ではありませんが、やらないというのも1つの選択肢です。
やはり、リスクある個別株には投資せずに投資信託や貯金に全力を注ぐ。
リスク許容度は人それぞれ。選択肢としてもちろんありです。
②入会せざるを得ない雰囲気なら一口だけ
よくあるのがこの場合かと思います。うちの会社もそうでした。
会社にとって持株会というのは安定株主なんですよね。
そのため、会社は持株会の保有割合を増やしておきたい。
そんな裏事情があったり、持株会は愛社精神だ!なんていう人もいたりします。
どうしても入会せざるを得ない雰囲気の時はとりあえず最低の拠出額(1口だけ)で入っておけばいいと思います。
③徹底的に利用する、ただし長期運用で
この場合、奨励金の恩恵を最大限受けたいので、できれば最大拠出額で利用したいところです。
そして、長期運用することで買い付け額を平均化できますし、会社の成長の波に乗っかることもできます。
基本的にほったらかして引き出すのは退職時などにするといいと思います。
リスクはありますが、奨励金の恩恵と会社の成長が合わされば、すごい額になると思います。
④徹底的に利用する、ただし単元株ですぐに売る
私はこの方法で持株会を利用していました。
自社株を長期保有するのはリスクが高くて怖いけど、奨励金の恩恵を受けたい人にオススメです。
これも拠出額は最大に設定します。
そして、単元株になる度に引き出します。
これで奨励金の分だけ得をすることができます。
これを繰り返せば株価が高い時も低いときもありますが、長期的に見れば平均化されて価格変動リスクを抑えることができます。
ただし、株価が上がりそうなので売らずに持っておくのはナシです。
株価が上がると分かっていれば、持株会をやらずとも私もあなたも億万長者になっているはずです。
感情的にならず機械的に持株会を利用することで低いリスクで奨励金の恩恵を得ることができます。
わたしは活用方法④をやっていましたがやめました
活用方法④を行っていましたが、今はやめています。その理由について書いていきます。
私の持株会は奨励金5%、毎月の最大拠出額は5万円まででした。
単元株は100株で、時価はだいたい15万円/100株でした。
そのため、買い付け額が単元株になるのが約3ヶ月周期でやってきます。
ただ、私の会社の持株会は引き出すと大和証券に払い出されます・・・
大和証券の売却時の最低手数料が1100円なんですね。
15万円の売却だと手数料率0.7%ほど。
この手数料でもいいのですが、私が普段利用している楽天証券はネット証券ということもありますが20万円までは手数料が115円です。
そのため、楽天証券で売りたいと。
大和証券では持株会で引き出した株式を他の証券会社へ預け替えるときは手数料は無料です。
ただし、毎回電話で書類請求をしなければいけません。
ネット証券だとWebでポチポチクリックするだけなんですけどね。
そして、楽天証券に移していざ売ろうとするときに、やはり少しでも損したくないから株価を気にしてしまうんですよね。
このようなことを3ヶ月に1度やっていましたが、あるとき思いました。
3ヶ月に1度もこんなことに時間取られていたらコスパ悪いな、と。
奨励金5%のために貴重な時間を取られるのは惜しい。
奨励金10%であればまだやってもよかったかなと思いました。
そのため、今は投資信託に集中することにして持株会はとりあえず最低拠出額にしてあります。ちなみに投資先についてはこちらからご覧ください。
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さいごに
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
持株会との付き合い方について参考になれば幸いです。
みなさんのリスク許容度に合わせて、持株会について考えていただければと思います。