積立投資

【図解】確定拠出年金の運用商品選びで大事な考え方2つ|初心者向けの商品選びも

2022年6月21日

確定拠出年金の運用商品選びで大事な考え方2つ_アイキャッチ

確定拠出年金や企業型DCの運用商品って何を選べばいいか迷いますよね💦

 

今回は確定拠出年金の運用商品選びで「大事な考え方2つ」について書いていきます!

 

まずは結論から。

運用商品選びで大事な考え方2つ

運用期間が長いか短いか

投資に対する考え方が「積極的」か「慎重」か。

これらによって、確定拠出年金の運用を「積極的運用」にするか「安定的運用」にするかが決まってきます。

逆に言うと、これらが定まっていないと運用商品が選べません💦

 

「②投資に対する考え方」を把握する方法も解説していますのでぜひご覧ください(^^)/

 

ショウ
それでは、解説していきます!

確定拠出年金の商品ラインナップ

まずは確定拠出年金の商品ラインナップのおさらいです。

証券会社や各企業の取り扱い商品によっても異なりますが、大きく分類すると、運用商品は

  • 「増やすための運用商品」
  • 「貯めるための運用商品」

に分類できます。

01確定拠出年金の商品ラインナップ

「増やすための運用商品」は主に投資信託があります。

投資信託は株式や債券などの詰め合わせパッケージのような商品。

元本確保型商品と比べると、値動きがあり、元本が目減りする可能性がありますが、長期投資では高い収益が期待できます。

株式や債券などの投資信託があります。

 

「貯めるための運用商品」は元本確保型商品です。

こちらは元本に一定の利息がつく商品。

満期まで保有すれば元本割れすることはありませんが、高い収益も期待できません。

定期預金や保険商品などがあります。

 

確定拠出年金の商品ラインナップをリターンとリスクで分類するとこのようになります。

02確定拠出年金の商品ラインナップ

ここでいう「リスク」とは値動きの振れ幅

「リターン」は1年後の期待収益を表します。

 

リスクもリターンも抑えた運用、安定的運用には「定期預金」や「保険商品」が当てはまります。

 

一方でリスクもリターンも取る運用、積極的運用するには、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式といった商品を選ぶことになります。

 

このようにリスクとリターンの大きさで「積極的」から「安定的」に分類できます。

 

では、どの運用商品を選べばいいのか、大事な考え方2つを次章で解説します。

運用商品選びで大事な考え方2つ

商品選びで大事な考え方は

①運用期間

②投資に対する考え方

です。

03運用商品選びで大事な考え方2つ

①運用期間が「長い」か「短い」か。

②投資に対する考え方が「積極派」か「慎重派」か

これらによって積極的な運用が向いているか、安定的な運用が向いているかが判断できます。

 

ショウ
それぞれ解説します!

①運用期間

1つ目のポイントは「運用期間」です。

これから運用できる期間が「長い」のか「短い」のかでリスクを取る運用ができるか変わってきます。

 

運用期間を「長く」取れる方は「積極的な運用」つまり株式比率を高めた運用をして投資効率を上げた方がよいとされています。

 

一方で運用できる期間が「短い」方は「安定的な運用」つまり株式比率を抑えた運用がよいとされています。

 

②投資に対する考え方

2つ目のポイントは「投資に対する考え方」です。

投資に対して積極派慎重派かでも運用スタイルが変わってきます。

 

この「投資に対する考え方」、いくつかの質問に答える「投資タイプ診断」で目安を知ることができます!

 

ショウ
次章で見ていきます!

「②投資に対する考え方」を知る方法

金融機関が行っている投資タイプ診断」を利用することで目安が分かります!

 

主に2つのサービスが分かりやすく、無料で利用できます。

りそな銀行「DC資産運用クリニック」

8つの質問で投資タイプを診断

マネックス証券「iDeCoポートフォリオ診断」

5つの質問で投資タイプを診断

04投資に対する考え方の確認方法

どちらのサイトも勧誘はないのでご安心を。

年齢やお金に対する考え方を聞く質問に答えるだけで簡単に診断してくれます(^^)

 

次にどんな診断結果が見られるか見ていきます!

りそな銀行「DC運用クリニック」

シミュレーション結果から「積極型」~「元本保証型」などに分類してくれます。

05りそな銀行_DC資産運用クリニック

また、リスク許容度も10段階で診断してくれます。

 

さらに推奨される株式や債券の割合も把握できます!

06りそな銀行_DC資産運用クリニック

リスク許容度9の場合は、株式57%(日本+外国)、債券43%(日本+外国)の割合が提案されました。

 

マネックス証券「iDeCoポートフォリオ診断」

マネックス証券も同様に、リスクランク「1(慎重型)」~「9(積極型)」に分類されます。

07マネックス証券_iDeCoポートフォリオ診断

株式や債券の割合目安も把握できます。

リスクランク9の場合、株式75.8%、債券17.8%、REIT(不動産)6.4%の割合が推奨されました。

 

ここまで商品選びで大事な考え方2つを見てきました。

積極的運用か安定的運用が適しているかは

①運用期間

②投資に対する考え方

で判断できます。

 

「②投資に対する考え方」はりそな銀行やマネックス証券が提供している投資タイプ診断で目安を知ることができます

また、同時に推奨される運用商品の割合も教えてくれます。

 

これらを踏まえて、運用商品をどう選べばいいのか見ていきます!

運用商品の選び方

大きく分けて2種類の選び方があります。

08運用商品の選び方

運用に慣れていない方向け・・・「おまかせで選ぶ」

バランス型やターゲットイヤー型投資信託のような株式と債券をバランス良く混ぜてくれた商品があるので、そちらを選ぶとよいです。

 

運用になれている方向け・・・「自分で選ぶ」

ご自身で個々の運用商品を組み合わせて選べばOKです。

選べる運用商品は、運用機関によって異なりますので一例として参考にしてください。

 

「おまかせで選ぶ」

運用に慣れていない方向けには、おまかせで運用できる「バランス型投資信託」「ターゲットイヤー型投資信託」がオススメです。

それぞれ見ていきます!

 

バランス型投資信託

複数の資産へバランスよく投資する投資信託のことです。

10おまかせで選ぶ_バランス型投資信託

積極的な運用をしたいという方には、例えば「三菱UFJ DC年金バランス(株式65)」といった株式比率を高めた商品が選択肢としてあります。

 

一方で安定的な運用をしたいという方には株式比率の低い三菱UFJ DC年金バランス(株式15)」を選ぶといったイメージです。

 

あらかじめ、株式と債券の割合が調整されている便利な商品です。

 

ターゲットイヤー型投資信託

目標とするターゲットイヤーに向けて自動で株式や債券などの比率を調整してくれる商品です。

09おまかせで選ぶ_ターゲットイヤー型投資信託

三菱UFJ ターゲットイヤーファンド2050を例に取ります。

ターゲットイヤーは目標とする年、例えば定年退職する年を2050年に定めます。

その2050年に向けてリスク資産である株式の比率を下げ、安定的な資産である債券や定期預金に切り替えて行く商品です。

 

年齢の若いうちは積極的な運用ができるので、株式の比率が高く、目標とするターゲットイヤーが近づくにつれ、徐々に株式の比率を下げてくれます。

 

資産比率の変更を自動で行ってくれる便利な商品です。

自分で選ぶ

運用に慣れている方は外国株式や国内株式など個々の運用商品を組み合わせればOKです。

パッシブ型やアクティブ型など選べると思います。

 

慣れている方の説明は今回は割愛します。投資の基本は体系的にまとまった書籍を読むのが一番です(^^)

「お金は寝かせて増やしなさい」で書かれているインデックス投資の考え方がとても参考になります!

 

まとめ

さいごにまとめです。

11確定拠出年金_まとめ

運用商品はリスクとリターンの大きさで「積極的」~「安定的」に分類されます。

 

運用商品を選ぶにあたっては大事な考え方が2つあります。

①運用期間

②投資に対する考え方

⇒②投資に対する考え方は「りそな銀行」や「マネックス証券」の投資タイプ診断を利用して把握できます。

 

運用商品の選び方は、「おまかせで選ぶ」か「自分で選ぶ」かがあります。

「おまかせで選ぶ」場合はバランス型やターゲットイヤー型投資信託がオススメです。

「自分で選ぶ」場合は個々の商品を組み合わせてみてください。

 

ショウ
運用商品選びの一助となれば幸いです(^^)

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!

 


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