今回は新社会人向けテーマとして「家計簿を付ける目的」について書いていきます。
結論から言うと、
「確実に資産形成していくために家計簿付けは必須レベル」
だと思っています。
私も社会人1年目の時から家計簿を付け始めて、2年目終わり時点で資産額300万円超まで延ばすことができました。

我が家でも一時期は家計簿を手書きで付けていて大変な時期がありました。
でも、いまは家計簿アプリを使うことで自動で家計簿を付けています。そんな家計簿アプリも紹介していきます!

家計簿を付ける目的って何?
冒頭でも書いたように
「確実に資産形成していくために家計簿付けは必須レベル」
だと思っています。
なぜなら家計簿を付けることで
『収支の結果を把握してお金を「使う」「貯める」「増やす」の意思決定できる』
ができるからです。
お金の流入、流出、その使い道が分かれば、お金のコントロールがしやすくなります。
さらに「カフェに行きすぎかも」などの支出のクセが分かったり、「この支出を減らせばもう少し貯金できるかも」など改善点のきっかけを見つけることができます。
でも、家計簿って長続きしにくい...という方は後半で紹介する家計簿アプリを使ってみるのも1つの手です。
家計簿を付けるとできること
家計簿を付けるとできることを見ていきます!
次の5つの内容で見ていきます。
①収支を把握できる
②予算を立てられる
③予算内に収めようと調整できる
④貯金・投資額を設定できる
⑤他の家庭や平均と比較できる
①収支を把握できる
家計簿をつけることで月々の収支が赤字 or 黒字かを把握することができます。
赤字ならば、支出を以下の3つに分けてみて浪費の割合を減らすようにしてみましょう。
消費・・・生活するのに必要な支出
例) 家賃、食費、光熱費、生活必需品など
浪費・・・生活するのに無くてもよい支出
例) 酒、たばこ、スイーツなど
(自己)投資・・・将来の自分に有効な支出
例) 書籍代、大切な人との交際費、貯金/投資
人によって分類分けは異なってくると思います。
例えば、「ネイル」を浪費とする人もいれば、自分を高めるための自己投資とする人もいると思います。
「20代からの貯金と投資の鉄則」によると消費70%、浪費5%、投資25%を目指すのが理想的とのこと。
この割合であれば、自然と資産形成ができる体質になっていきます。
手取り20万円であれば、浪費は1万円までに抑えたいところですね。
社会人になりたての頃は手書きで消費/浪費/投資を分類分けしていました。
社会人1年目の時につけてた家計簿が出てきた。懐かしい😄
支出の割合を
消費(緑)7割
浪費(赤)1割
自己投資(青)2割
にしようと頑張ってたみたい✨入社後3ヶ月は手書きで家計管理をやっていたおかげで、何が必要で何が不要かという倹約の感覚が掴めた気がします。
時々入ってるコメントにほっこり😊 pic.twitter.com/wJFSXkSDil
— ショウ🏔️20代資産形成と登山 (@show_investment) June 30, 2020
黒字ならば、貯金/投資に回したり、時には思いっきり自分のために使うのもありですね!
オススメの書籍👇
②予算を立てられる
家計簿を付けることで、平均的な支出額が分かるようになってきます。
そうすると、だいたいの予算を立てることが出来ます。
ちなみに新社会人時代の私の支出(予算)はこのようになっていました。
奨学金を早く返してしまいたかったので、貯金の割合が多めになっています。
あらかじめ予算に貯金を入れてしまうことで強制的に貯金をして、残りで生活するようにしていました。
浪費を小遣いとして10%に抑えた結果、貯金額を増やすことができました。
詳しい支出状況は「20代一人暮らしの生活費」で書いています。合わせてご覧ください。
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予算を立てることで次の「予算内に収めようと調整できる」ため、使いすぎを防ぐことができます。
③予算内に収めようと調整できる
家計簿を付けることで
- 予算を立てられる
- 予算と実際の支出を把握
- 調整して「使いすぎを防ぐ」ことができる
と好循環に入ることができます。
例えば、以下の図を見てみます。
あらかじめ立てた予算に対して、実際の支出で交際費が少し多めになってしまったとします。
予算内に収めようとするには、外食費を少し減らそうかなと調整できるようになります。
この結果、予算内に収めることができれば黒字家計を維持できるようになります。
家計簿などで日々の支出を把握しているからできる、支出の管理ですね😊
④貯金額・投資額を設定できる
「②予算を立てられる」であらかじめ「貯金」を入れておくことをオススメします。
「先取り貯金」と読んでいますが、収入のうち先に貯金額を引いておいて残りで生活します。

初めは手取り10%から始めることをオススメします。
10%を先に引いておいても案外やりくりできます(^^)
慣れてきたら徐々に貯金額を上げていけばいいと思います。
資産形成はすぐにできるものではなく、数年~数十年単位でゆっくり確実に行うのが失敗しないコツですね、
焦らずにやってみましょう。
貯金については『貯金額「手取り4ヶ月分」まずは貯めよう!』で詳しく書いています。合わせてご覧ください。
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余裕があれば積立投資もしてみよう
さらに余裕があるならば、長期の積立投資を始めるのもオススメです。
国が資産形成のために作った制度「つみたてNISA制度」を利用すれば、投資で得た利益が非課税になります。
短期では損をする可能性がありますが、長期投資(10~20年)をすれば損をする可能性を小さくできます。
始めるときは少額/余剰資金で始めて慣れてみましょう!
詳しくは「積立投資を始めてみよう!」で解説しています👇
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④他の家庭や平均と比較できる
比較の目的は、「自身の収支の改善ができないか探すこと」です。
貯金額や支出が多い/少ないを競うことではありません。
私も本やブログでいろんな方の家計簿を見ることで、収支を改善してきました。
我が家の支出も公開していますので参考にしていただければと思います。
「一人暮らしの支出」はこちらから
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以上のように、家計簿を付けることで
①収支を把握できる
②予算を立てられる
③予算内に収めようと調整できる
④貯金・投資額を設定できる
⑤他の家庭や平均と比較できる
といった資産形成のための行動を取ることができます。
私の場合、家計簿を付けることで「毎月黒字にしたい」という意思が働いて、浪費を5%~10%に抑えようという意識が芽生えたと思います。
その結果、社会人2年目終わり時点で資産額300万円超まで延ばすことができました。


家計簿にはいろんな種類がありますが、我が家で採用して3年近く続いている家計簿アプリを紹介します。
「合う/合わない」は人それぞれですが、1つの参考になれば幸いです😊
家計簿アプリを使って楽に家計簿を付けよう!
家計簿を付けることで『収支の結果を把握してお金を「使う」「貯める」「増やす」の意思決定できる』ようになります。
これは家計簿を付けた結果できるようになります。
そのため、家計簿を付ける行為には厳密にはあまり意味がないと思っています。
ならば、家計簿を付ける手間はなるべく省きたい。
では、我が家の家計簿はどのように付けているのか。
家計簿アプリ「マネーフォワード」を使ってほぼ自動で家計簿を付けています(^^)
我が家では「マネーフォワードME」
我が家では「マネーフォワードME(ミー)」を利用して家計簿を付けています。
銀行口座やカードと連携することで自動で家計簿を付けることができます。
口座残高を自動取得
収入/支出も自動取得
もちろん、現金払いにも対応しています。
- 手打ちで入力
- レシートを撮影して自動入力
もできます。
無料版でも10口座まで連携できるので十分です。
資産の割合や推移も一目瞭然です。
資産割合も一目瞭然
無料版では1年までの資産推移も
我が家はプレミアム版月額500円のプランに入っています。
プレミアム版になると
- グループを作って夫婦それぞれの収支を把握
- 過去1年以上の資産推移も見られる
- 11以上の口座を連携できる
月500円掛かりますが、それ以上に家計管理を楽にしてくれていると思います。
とはいえ、まずは無料版でお試しするのがオススメです。


口座を登録するにはネットバンキング(各銀行の口座をネットで管理できるサービス)のログイン情報を入力する必要があります。
しかし、ログイン情報だけなので口座残高を見られる機能だけ。
送金などは別のパスワードやメールアドレスが必要になりますので、よほど不正送金はされないのでは思っています。
むしろ、連携することで高額出金があった時は通知されるので、迅速に被害を防ぐことができるのではと思っています。

さいごに
家計簿を付ける目的について解説してみました!
「確実に資産形成していくために家計簿付けは必須レベル」だと思っています。
家計簿を付けることで
①収支を把握できる
②予算を立てられる
③予算内に収めようと調整できる
④貯金・投資額を設定できる
⑤他の家庭や平均と比較できる
といった『収支の結果を把握してお金を「使う」「貯める」「増やす」の意思決定できる』
ことができるようになります。
私の場合、家計簿を付けることで「毎月黒字にしたい」という意思が働いて、浪費を5%~10%に抑えようという意識が芽生え、徐々に資産形成を加速させることができました。
家計簿の付け方は人によって合う/合わないがありますが、我が家では家計簿アプリ「マネーフォワードME」を利用して家計簿をほぼ自動で付けることで3年近く続けることができました。

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